Twitterでつぶやいたものをまとめています。流れてしまって追えないものの備忘のため、140字以上で考えたいものをまとめています。今回は4月16・17日分です。
書店の正社員は狭き門だ。 あまり、公募はなく 内部昇格が多い。
ですが、時々いきなり正社員求人があります。
数年前までTSUTAYAさんは毎年のように出していた印象があります。
アルバイト→契約社員→正社員というルートもありますが、時間がかかります。
下積みにそんなに時間をかけれないよ、という方はチャレンジしてみてはどうでしょうか。
ただ、正社員になったからと言って、待遇がいいかというとそうでもありません。
雇われ店長でスタッフと本部の板挟みになるくらいなら、そこから、出版社に行ったり、書店を興すといった、道を考えてもいいんじゃないかと思います。
実は、正社員の離職率もたいしたものなのですよ。この業界。
カリスマと呼ばれた書店員が案外独立しています。
この事象についていずれ着目したいです。
季節感のある売り場づくり
マンパワーの不足もありますが、いつまでも冬の料理本がそのままな書店もあります。半ば仕方ないことなのでしょうか。
草むしりのように、季節感から外れた書籍を返品してゆくことがセオリーです。
ザイオンス効果(単純接触効果)
何度も接しているうちに購買意欲が上がって売れることがある。
本屋大賞や村上春樹の新刊とかちょっと過剰なくらい推すのはこの効果を狙ってのことです。
働いている身からすると少しクドく感じるが、そのくらいでよいのです。
正直、くどいなぁと思うのですが、それは毎日接しているからなんですね。
お客様からすれば、A書店でもB書店でもここでも、目立ち並んでいる!となると購買に至る可能性が高くなるのです。
もし、くどくなると感じるのであれば、1、2タイトル独自のおすすめ本を加えましょう。見ている人は見ています。あの書店は個性があって良い、と評価に繋がります。
職業病として、 カバーかけが甘いと文句を言いたくなるが、ぐっとこらえる
ほんと、甘いお店は甘いですよね。1.5センチ以上はみ出ているところもあります。
好みが人によって違いますが。僕は、ピッチリ3ミリ以内に収めるように心がけます。
そもそものブックカバーの折り方が甘い場合、一から折りなおします。
ピッチリさせたいのです。
サウナと書店員
いまや、サウナはナウな流行となりました。
このサウナと書店員。親和性高いのではないでしょうか?
サウナフェアグッズ、スタッフが良く買っている印象があります。
書店員は朝の荷受けで汗まみれになります。そのままでは接客できないので、着替え持ってゆくのです。
仕事終わりに汗を流し、湯船につかり、サウナに行く。よくやっていたものです。
今回の流行は「マンガ サ道」の影響が大きいですね。
あのサウナの感覚を「整う」と定義したのがすごい。
ふわっとしたものを言語として固定して
しかも、「整う」という境地があると仮定しているのです。
今、僕は仮定という言葉を使いました。
サウナで温められた血管が外気にさらされ収縮するのは、酸欠状態になった脳髄に急に血液が戻るわけですので、何らかの作用があって当然だと思います。
この急激な変化は体にいいことなのでしょうか。体に悪いかもしれない、と疑っています。現に心疾患ある人のサウナは禁忌です。
謎のふわっとした感覚。それを「整う」という表現で落とし込んだのに巧妙さを感じるのです。
確信をもって「整う」という体感が僕の経験にありません。
そのためもっとサウナに対して積み上げを行わなければ体感できないのだろうか。
かように、次の積み上げを意識してしまうのですね。まことに巧妙に感じます。
書店員はどのように昇進してゆくのか
正社員から、現場の棚担当、フロアマネージャー、副店長、店長、地域統括、役員
と書店の正社員は職位をあげてゆきます。しかし、偉くなればなるほど現場から、本から離れてゆきます。
生活の為、収入の為やむを得ないことなのかもしれません。
後身に棚を譲り次世代を育成することが役目と割りきりも必要でしょう。
しかし、現場での腕があまりに上達すると
役職をもらうよりも、自分で本屋をやってみたくなるものです。
それが、独立系本屋さんに繋がっているように感じます。
貧しくともやっぱり、書店の現場は楽しかったりする。 庭いじりに近い愉しさが棚いじりにある。
この呟きに多くの「いいね!」入りましたが、たぶん多くの書店員が心の底でそのように考えているのでしょう。
国書刊行会の魔導書
大規模書店の人文書コーナーにゆくと大抵あります。
国書刊行会の魔法に関する本
こんな本が存在しています。
さらに、興味のある方はこちらをご覧いただくと
群れをなした魔術書を確認することが出来ます。
残念ながら品切れ絶版商品もありますが、簡単に手に入らないところがいいですよね。逆に飢餓感が出ていいです。
本当に魔法使いになれるかは別として、世界は広いなと思います。
POPを書くのは時間外労働?
通常シフトは品出しとレジ当番で組まれます。POPを作る時間を組み入れているチェーンはありますでしょうか?あれば、知りたいです。褒め称えたいです。
POPは時間外で書いていました、しかも、サービス残業。
たくさん残業したい人ではないので、POPは1枚10分と決めていました。
三菱ポスカで要点を書き、ゆるかわなイラスト添える。
これが僕のPOPでした。
POPを立てた本が動くとうれしいのだな、その嬉しさで、サービス残業したものでした。
BOOKをコンセプトにしたホテル
ホテル産業も差別化が必要なのでしょうか。
ディスプレイとして本の美しさを利用し知的なオーラをエントランスにまとわせたホテルを見聞きします。そんな、BOOKをコンセプトにしたホテルがちらほらあります。しかも、増えています。
しかし、そこに収納された本がたくさんの人に読まれているかというと怪しいものです。
半ば、見せるだけの本。本質的な事を誤っているような気がします。
さて、そんなBOOKライブラリーを併設しているホテル。気になっているのは、たいていお置いてある本が同じじゃないですか?
- パイインターナショナル
- 青幻舎
- エクスナレッジ
- ファイドン
- タッシェン
だいたい、この5社で構成されている印象があります。
先日利用したホテルも同様ででしたが1冊だけ気に入った本がありました。
地元の教育委員会が作った、郷土のビジュアル本。しかも非ISBN
こういうご当地本が渋く好きです。あと、そのホテルが出来るまでの話とか。
みなさん、ホテルのライブラリーって実際、使っていますか?ほこりを被っている印象が僕にはあります。
今日は、ここまで。
お読みいただきありがとうございました。
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