文庫は各社出すものだから、新刊出るたびに既刊を返品ばかり、仕事が流れになってしまっている

書店繁盛への道

面白い書店とは何だろうか。人によって色々な価値があるかと思いますが、

僕は、新しい発見があることじゃないかと考えます。

そこをゆくと現在の書店員の仕事。例えば、文庫は新刊出たら既刊を返品しの連続に追われてしまい。 流れ作業になってしまっている。そう感じることがあります。

文庫。各社競争が激しいのでしょう、既刊を早々に文庫にするどころか、いきなり文庫と銘打って1,000円以下の様々な文庫を作ります。

一方、書店の文庫エリアは有限であって、1冊当たりの在庫期間は年々短くなっているのではないでしょうか。

確かに、価格が安いと良く売れるようになります。

しかし、同じことをする会社が多く入荷量が大きいので書店の現場では新刊が入るたびに既刊を返品することが多く、それが作業の大きなウェイトを占めるようになっているのです。しかも、増えた割には売り上げは落ちています。

さて、今日のテーマは文庫について。繁盛するための提案です。

著者さんとしても、文庫担当の疲弊は困った話です。せっかく出た文庫がなかなかレギュラーとして定着しない。

どうしたらいいのか、そんな悩みに対してのお話もしたく思います。

自己紹介

申し遅れました

私 メカ書店員と申します。

10年以上書店業界にいます。

文庫について悩んでいるのは。東京創元社のラヴクラフト全集の扱い方

1巻から7巻までありますが、2巻以降の重版回数激減ですよね。

1巻だけ在庫しておけば十分な気もするのですが、しかし7巻が遅れて近年になってようやく発刊されたので

1巻と7巻…とするか、あえて全部そろえるべきか、悩んでいます。

書店員として経験してきたことは

  • 旗艦店
  • 新店立ち上げ
  • 書店外商
  • 管理職
  • 本部
  • 都会の店舗
  • 田舎の店舗
  • 本のないお店

と様々な場所を経験してきました。

売れ方や人を見ながら棚を再構成し、担当した棚はすべて売り上げアップしました。

その経験から、文庫棚について語ってゆきます。

結論から行きます。流れを覚えて、それから独自色を出しましょう。

仕事には型があります。型を覚えて機械的・効率的にやりましょう。独自色は後からです。

まず、基本の方をおさらいします。

これは著者さんサイドも知っておきたい文庫担当のお仕事の流れですよ。

  1. 新刊を1冊文庫元棚に棚差し
  2. 新刊を文庫新刊コーナー品出し
  3. 過剰や端数の新刊を返品
  4. 先月の新刊。実績を見て、1冊残すか、すべて返品するか考える
  5. 新刊品出し、既刊の返品を終えたところで、担当の推しへPOPを立てる

時間は限られていますので作業はなるべく機械的に行いましょう。

「なんだ、メカさんも結局、流れ作業を推奨しているじゃないか」

と感じる方もいらっしゃると思いますが、大量に届く以上ドライにならざるを得ません。

現実に多いのですもの。だから時間を作るために、型を決めてドライに仕事をしようじゃないですか。

ドライな流れ作業で作った時間を活用して、自分の棚、特色を作るのです。

文庫が届いたときのお仕事の流れ

まず、著名で既に文庫元棚に場所があればそこに1冊挿します。

元棚に挿すのは、お客様が目的買いの場合、新刊棚ではなく元棚の方に行きがちだからからです。まずは、ここに1冊挿します。

次に、残りの新刊を新刊文庫コーナーで展開します。

入荷が5~10冊ぐらいならば、面陳列(メンチンと言います。)を一つ作ればいいでしょう。

10冊を超えて届く場合。新刊コーナーだけでは溢れます。

売れる作家であれば、元棚の前に平積を作る。新刊での面陳2か所にする。

さらに、店舗の出入り口にもう一山。と露出を増やしてゆきます。

文庫以外のコーナーに置くのも手です。他ジャンル担当と交渉しましょう。

露出を高くすればするほど、お客様と商品の接触回数が増えて、購買に至る確率が高まります。

ただし、そのような対処が簡単で売れる本ばかりではありません。

問題は

  • 実績があまりないのにもかかわらず大量に届く
  • 既刊なのに映画化・映像化だからと届く
  • 細かく複数タイトルが各3冊づつ届く

ぶっちゃけ売れないのに届く書籍たちです。

実績があまりないのにもかかわらず大量に届く・既刊なのに映画化・ドラマ化だからと届く書籍

第一の選択は即返品です。

こちらが注文したわけでもない、実績があるわけでもない、にもかかわらず大量に届いたものに義理はありません。

取次としては、話題作だから、別のお店で売れたから、出版社に強く圧を掛けられたから、等事情があるでしょうが、「知ったことか」です。

返品率が上がって困るのだ、という話もあります。

しかし、売れないものを送ってきて返品するな、というのもおかしな話で「知ったことか」と返品すればいいのです。

売れないものを送り付ける取次の精度の低さに問題があるのです。

もちろん、予想と違って売れる時がありますので、最低限は残しておきましょう。

もし、売れれば、ごめんなさいと出版社経由で補充注文をすればいいのです。

・・・チェーンで妙な買い切り制度を導入していて一定期間返すことが出来ないという事であれば、一時的に塩漬けするしかありません。

注文してもいないのに届くのに買い切りにするという風潮は書籍流通コストが高騰したため、この解決を目的にしたものであると、推察し事情も承知しています。しかし、

書籍商売のいい所は返品が自由というところではないでしょうか?どうでしょ?

棚の最大効率化のために自由な返品が行われることに何の問題があるというのでしょうか。

さて、サクッと過剰な新刊を返品しました。

次は映画化・ドラマ化だからと沢山届く文庫です。

映画化・ドラマ化だから売れるでしょ。という気持ちなのでしょう。しかし、映画化・ドラマ化したからと言って売れることは少ないです。

何故なら、映画やドラマのが書籍を読むより脳を使いません。人は易きに傾きます。(ただし、書籍のが努力・訓練で時短になります。文章表現が映像を凌駕することもあるのですが、今回は触れません。)

文庫担当は一瞬、「映画化・ドラマ化」ならちょっと展開しようか、という気持ちになりますが、あまり重く考えない方がいいです。

それでも、気になれば、自分のお店の半年前の映画化・ドラマ化の作品の動向を見ましょう。

お店によって映画化・ドラマ化が動きやすいお店もありますが、そうでないお店のが多いです。

また、映画化・ドラマ化の反応は一様ではありません。

ドラマ化も同様です。地上波かゴールデンか深夜かBS/CSか?ネット系か?視聴者の絶対数が少ない場合、売れる期待値は落ちるのです。

展開規模は考えるのは、松竹梅3段階で十分です。

  • 松-新刊同様の展開をする。期待作。
  • 竹-意外に売れるかも。メジャーな上映作品
  • 梅-1冊既刊で挿せばいい。マイナーな上映作品。上映がかなり先の作品

ざっくりでいいのです。

さぁ、映像化作品も片付きました

次は細かく複数タイトルが各3冊づつ届く場合です。

細かく複数タイトルが各3冊づつ届く

在庫している本の冊数には理由が必要です。なんとなく3冊というのは無しです。

書店に最低限必要なのは在庫は1冊です。

1冊売れれば、それを即補充すれば、2営業日ほどで補充商品が届きます(地方は異なる)。なので1週間に1冊売れる力の書籍であれば、1冊で十分なのです。1冊で廻してゆけばいいのです。

1週間に2~3冊売れる書籍となってくると、平積みか面陳にすることがマストです。商品を多く見せることで、売り方が加速するので5~7冊必要です。

コンスタントに毎日売れる、しかも複数冊となると、補充を頻繁にかけながら10冊をキープするように心がけましょう。

書店に並んでいる本の冊数にはこのように売れ方に比例している必要があるのです。

では、新刊の文庫、1冊ではなく、10冊以上届く期待作でもなく、なんとなく3冊届いた本はどうしたらいいでしょうか。

前回作の売り上げなどを調べて、実績のない書籍であれば、2冊返品でいいと考えます。1冊だけ新刊コーナーへ。

1冊しか残さないことに対して不安ならば、その作家の文庫既刊棚に1冊挿せば十分です。

取次の3冊配本は何を狙っているのか、正直理解できないです。新刊棚に2冊、文庫既刊棚に1冊と考えているのでしょうか?

新刊棚に2冊挿すぐらいであれば、別の本を1冊づつ挿しましょう。棚の多様性を保つことが出来ます。

にしても、3という数字はおさまりがいい数字ですが、書籍を発注する際ほとんど使わない数字だと僕は考えるのですがいかがでしょうか。

僕が使う数字は、1・5・7・10・20・50 と区切っています。

はい、これであらかた新刊出し終わりましたね。

え!先月の本を新刊から外して文庫既刊棚に挿そうとするもパンパンで挿せない!よくある話です。

文庫既刊棚での攻防

これが一番時間のかかる作業です。

文庫新刊コーナーに並んでいた先月の新刊、1~2か月で実績の無いものはどんどん返品をしてゆきましょう。

新刊としてお店に届いて、1~2か月で実績の無いとは次の1~2か月も望みが薄いです。

お店の回転率と照らし合わせて、1年売れなくてOK、半年売れなくてもOKという考え方が存在しているなら良いのですが、新刊で1~2か月で実績の無いのはやはり厳しいです。

もう、返品すると決めましょう。そうでないと時間がかかります。

一方、新刊で1~2か月で実績があった本。これはこれから伸びる可能性のある本です。

レギュラーとして、文庫既刊棚に迎え入れましょう。

しかし、文庫既刊棚がパンパンだ。どうしたものか。既刊棚での攻防が始まるのです。

スペースは無限ではないので、何かを返品しなければならない。そこでおもむろに数冊取って、どのくらい未稼働か状況を確認します。作家Aの未稼働はおおむね100日。作家Bは200日か、、であれば作家Bの未稼働本をばっさり返品しましょう。

動きが鈍ければ上下巻やシリーズ、まとめて返品してOKです。途中を中途半端に在庫しても仕方ないのです。

優秀な新刊1冊を挿すために、3,4冊返品してOKです。

3,4冊返品するのは、常に棚に余裕がある状態を作るためです。

棚が詰まりすぎていると、お客様が取り出す時文庫のアタマが破れたりしますからね。練度の低い店は頭の痛んだ本が多く目をそむけたくなります。(カバーだけ出版社からもらってリカバリーできますが、それは本質的な解決にならない。)

・・・

ここまで、機械的に行いましょう。温情など必要ないのです。

翻って、これを著者目線で考えると、棚で生き残るにはコンスタントに売れ続けることが必要だと分かります。

著者目線で棚を考える

さて、コンスタントに売れ続ければ棚に残れるのですが、村上春樹や池井戸潤、東野圭吾などが居並ぶ文庫既刊棚。新米著者がこの棚で生き残るのは難しいです。

コンスタントに売れなくとも著者が文庫コーナーに残るために、一つ方法があります。それは、

書店員と仲良くなるのです。

ご当地作家となれば、書店員も無下にはできないです。自身のSNSでこの書店に在庫あります。サイン本あります。といった具合で著者自身の広報を行うことで、効果が出れば文庫既刊棚で定番になることでしょう。

今の時代、著者自身のSNSを活用しながら作品のPRをしています。

書店員はそんなSNSを探し、著者は書店のSNSに対して積極的な行動してもいいのです。

もちろん、全く売れなければサイン本は不良在庫になるし、書店員も「この人はちょっと」と引いてしまうしょう。

しかし、そうでしょうか?それでは無名の著者は無名の著者のままです。

勇気を出して書店に営業しましょう。

市内のA書店にB書店に隣町のC書店に通った高校のあるD書店・E書店と展開してゆきましょう。A/B/C/D/E書店。全然使ったことのないお店でも愛想よく「よく利用していました」と胸を張りましょう。そして、許可をもらって写真を撮ってSNSに上げましょう。

書店員としては、画像がSNSに上げられると、その場を動かし辛くなります。

さて周辺の書店に展開出来ました。この著者はおらが町の作家さんじゃないか、と盛り上がってきます。

次は新聞の地域欄やケーブルテレビ局などへも広報してゆきましょう。それを見て、お客様が書店に向かいます。

そう、お客様は話題の商品を買うのです。だから、自ら話題を作るのです。

露出を高くすればするほど、お客様と商品の接触回数が増えて、購買に至る確率が高まります。

著者もまた営業なのです。執筆して、出版して終わりではないのです。

・・・

昔、こんなことがありました。夜なべして作ったと思しき手書きPOPを添えてご来店され、文庫担当は恐縮しながら、戸惑いながらも設置していました。

人間関係構築。大切なのです。

・・・その後しばらくそのPOPは動くことはありませんでした。もちろん、長期間平積みされていました。

文庫担当が時間を割くこと

さて、話を文庫担当者に戻します。

ドライに新刊出しと既刊の返品が終わりました。

ドライ過ぎますか?いいのですそれで。

書店とは社会インフラなのです。書店員はそのインフラを支える一部なのです。

スーパーに生鮮食料品が並ぶように。ガソリンスタンドにガソリンがあるように。蛇口をひねれば水が出るように。書店はインフラなのです。

書籍とはなにでしょうか。書籍とは、出版界がこれは必要だと判断した情報が、本の形をとって流通してるものです。

出版界が必要として出版しているものは、文化科学技術風俗、ジャンルは様々ですが、これは必要だろう企画が通り、執筆編集され、校閲を経た品質が保たれた情報です。

これを、広くあまねく全国津々浦々に流通させているのが書店の役目なのです。

よって、書店は社会インフラと言ってもいいでしょう。

インフラである以上最低限新刊を並べるということがマストです。

例えば、いつまでもヤフートップページのニュースが更新されないと困りますよね。それと同じです。

トップページの更新だと考えて、新刊出しは行えばいいのです。

ドライを強調している理由

重ねて僕がドライにと言うのは、あまりに新刊が多いためです。

売上が伸びて新刊が増えているならばいいのですが、

残念ながら、販売点数は増えるのに売り上げは増えない、それどころか人は減らされる。そんな負のスパイラルにあります。

そうなると、仕事もまたドライに機械的にこなす必要があるのです。

ですが、ドライにというのは、仕事を早く終わらせるためではありません。

自分の時間を作るためです。

新刊・既刊を出し終わりました。それからが自分の時間です。

溢れる文庫の中で、レジの時間で掴んだお客様の傾向から、これは「売れる!」とひらめくものを推しPOPを立てましょう。

自身のひらめきに自信が無ければ、初速が良い書籍に対してでもOKです。

お客様が反応するかは、やってみなければわかりません。

けれども、やりましょう。自分のひと工夫で、人のこころを動かすことが出来たのならば嬉しいではありませんか。

やった仕事に対して手ごたえを感じるそれが愉しさ。書店の愉しさではないでしょうか。

この嬉しさ愉しさの積み重ねが、やがて特色あるお店になるのです。

店長・フロアマネージャーが意識すべきこと

管理職が、なるべく少人数で人件費を抑えて、と考えた時よく起きることです。

仕事が属人的で現場依存になりすぎているので、気合で3人のところを2人でよろしくと担当者に投げてはいませんか?

気合では解決しません。属人性の高い仕事をいかに誰でもできる仕事に分解して、機械的に出来るか仕組みを作るのが管理職の役目です。

「そうは言っても、せやかて、古参アルバイトが陣取るあのジャンルを・・・」と尻り込みしていませんか?

そんな事ではお店は変わりません。

古参アルバイトは今ある仕事を奪われると抵抗するでしょう。けれども、こう提案したらどうでしょうか?

「〇〇さん、いつも大変そうで申し訳ないです、商品に向き合う時間を作るために、仕事を共有しませんか?一時的に〇〇さんが納得できる精度ではなくなることがあるでしょうが、長期的にみれば、負担が軽くなり、商品に向き合って推しを発信できるお店にできるのです。」

推しが何か分からない書店が多い。どこも同じように見えてしまう。

それがために、書店は単なる立地勝負、在庫量・面積勝負の消耗戦に陥っています。

他でもない特色あるお店にする。お客様の発見があるお店にする。その為には推しを仕掛ける必要があります。

しかし、時間が取れない。という事であれば、作業をなるべく機械的にして時間を作るのです。

出来た時間を推しタイムにするのです。

理想は、推しタイムをシフトに組み込んでしまうことです。

担当の負担を分散できないか考えましょう。

属人的な仕事を組織でできる仕事にしてゆきましょう。

例えば、文庫棚に新刊挿せないのであれば、閉店作業に、未稼働期間の長い書籍を抽出して、返品として積んでおく、それを、翌日文庫担当が確認をする。そんな些細な分担でいいのです。

また、POPについてレジ担当でも書くことを奨励してはどうでしょうか。レジの人がレジだけやっていればいい。そんなことはないのです。

ちょっと境界線からはみ出して色々できる環境を作りませんか?それが、特色あるお店の作り方なのです。

そこで、レジ打ちをメインで働いている人であっても、POPを書くような遊びがあっても良いのではと考えるのです。

書籍にPOPを書く人が特定メンバーに限られていませんか?

現実には、POPを書くことを言い続けても、書く人と書かない人がいます。

書かない人に「どうして書かないの、売上あがるよ?」と聞けば

「うーん、いや、時間かかって、うふふ、あはは、下手で、恥ずかしくて、しっかり読んでいないし。」

と言いますが、つまりやったことが無いので踏み出せない、これが要因です。

思うに、著名書店員が手間暇かけて技巧装飾を凝らしたPOPを書きます。それ自体はいいことなのですが、これがハードルを上げてしまっているのです。

著名書店員の手による、映えするPOPが正しいのでしょうか?

僕は違うと思います。売れるPOPが正しいのです(あー、反発買うかなぁ・・・)

他の小売業と比較して、技巧装飾に偏り過ぎじゃないですか?書店POPって。

はじめから自転車に乗れる人はいません。最初は手探りでもすべてのスタッフがPOPを書くことを標準に出来たのならば、お店は変わるのではないでしょうか。

スタッフがPOPを書くことを前提に働くことで、書籍に対する意識、お客様に対する意識が変わるのです。

逆に言えば、ただ送られてきた本を並べるだけでは、そのお店は単にAmazonのショールーム以下ではないでしょうか?

機械的に仕事を進めるために自店の診断書を作っておく

流れ作業にするためには、自分のお店がどういう性質のお店か把握しておくことが肝心です。

映画に強い。メジャー映画なのか、日本映画なのか、インディーズが意外と受けるのか?

ドラマ化に強い、地上波はどうか?BS・CSは? ネットドラマの動向は?

時代小説に強い、新作か?既刊か?

何にに強いのか?弱いのかが各担当の頭の中にとどまっていてはいけません。フォーマットを用意してアウトプットさせなければいけません。

そんな診断書をまとめる在宅勤務の日があっても良いのかもしれません。アルバイトであったとしても。

少なくとも月別で売れた本のデータは必須で、それをまとめる日が月1日程度は必要なのですが、お店はできていますでしょうか。

そういう仕組みが、今までお店に無かったのであれば、自分の代で作ればいいのです。

おわりに、面白い書店とは何だろうか

面白い書店とは何だろうか。それは特色発見があることと考えます。

オーバーワークな中、特色を出しているお店は、献身的な一部スタッフによるサービス残業で成り立っているのはないでしょうか。

それはもう、時代ではないと思います。その献身的なスタッフがいなくなれば途切れてしまう、属人性にのみ頼った特色ある書店とはなんと脆弱でしょうか。

しかも、献身的な書店員であればあるほど、組織から離れがちです。

であれば、どうしたらいいか。

仕事を流れ作業で行う部分と創造性を持って行う部分と分けて考える。分けた上でシフトに組み込めばいいのです。

個人芸で戦う書店から、組織力のある書店へと、出来ないものでしょうか?

まぁ、メカさんの机上演習に過ぎないアイディアなのかもしれませんが、

あまりにもプラスアルファのあるお店が少ないよな、と憂いているのです。

ラヴクラフト全集こういうのは、特色のあるお店で買いたいですよね。お店を応援する意味でも。

人の心を感動させるのは人の心をもってしてです。

推しを作ることが大切ななのですが、

もっと大切なのは

推しを作る時間を作ることではないでしょうか?

今日は、ここまで

お読みいただきありがとうございました。

コメント

  1. […] 文庫担当が新刊に追われている記事を書きましたが、店頭から2,3か月で消えてしまう本が多い中、本当に出版に足るものは何か、出版点数を絞ることこそ返品率対策として着手するべきではないでしょうか。 […]

  2. […] 新刊の文庫が多すぎるから、文庫担当の仕事が流れ作業になっている。と僕は一文書きましたが。 […]

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